計測技術の基本

Power(電力)VS CosΦ(力率)AND Current(電流)測定

産業界で使われている消費電力の測定装置は全消費電力(kWh)を記録するものが大半で、一般に作動時間 が長く、従って機器の監視、制御には向きません。
力率または消費電流のみの測定に基づく負荷監視装置 (ロードモニター) が多く作られましたが、それらは トルクの制御には不適当です。
理由は、下図に示される様に、トルクは力率 (cosφ) を計算に入れた真の消 費電力 (true power consumption) に比例するからです。

上図左の様にトルク(負荷)と電流の関係はかなり非直線的で、アイドリングから50%負荷まで殆ど変わっていません。
上図中のcosφ(力率) と負荷との関係は一見、監視・制御に有効な変数に思えますが、残念ながら 電源電圧 (mains voltage) が一定と言う厳しい条件が必要です。
トルクが一定の場合、電源電圧が上がると cosφ(力率) が下がる、電圧が下がれば cosφ(力率)が上がると言う関係があり、これに頼ると間違った アラームを出す結果になります。
電源電圧の変動 は僅かながら電力とトルクの関係に影響します。
電力計はモーターの全消費電力 P1を測定します。P1はP0+P2で、P2は電源電圧の変動に無関係ですが、P0は電圧変動 (ΔV) の二乗に比例して変わります。 この関係は時には影響大となるので、ニューエルファイモニターでは別のP0補償法で対応します。工作機械 の様に繰り返し動作する場合は、各サイクルにつきアイドリング時の消費電力P0を打ち消す (ゼロアウト)事は 非常に有利です。
これは電源電圧の緩やかな変動を補償するだけでなく、ベアリングの摩擦やギアオイルの 温度による変動なども補償します。
ニューエルファイ の各機種は電源に対してバランスがとれたモーターなどの負荷 (symmetric load) を測定 する様に設計されています。
従って電流の測定は三相のうちの一相で行なわれます。
SCM(コンベアモニターは最大8Aまでの内蔵電流変換機 (current converter) とプログラムできる4レンジ (In=1,3,5,or8A)を持ち、8A以上の電流に対しては外付けのN/1 またはN/5 電流変換機を使用 します。(後述)


エルファイモニター機能

トリップポイント(Trip points)

ピーク検出器(Peak detector)

Tsスタートタイマー(Start timer, Ts)


エルファイモニターアプリケーション

アプリケーション(Applications)

監視(Supervision)